医療費を減らそう

 

私は保険数理の専門家(アクチュアリー)なので、生命保険会社や共済の保険料の計算ができます。

などと言うとすごそうに感じるかもしれませんが、なんのことはありません。
次の一次方程式を解くだけです。

(保険料による収入)=(保険金等の支払)

当然、支出が収入を上回ったら保険は破たんし、場合によっては保険会社は倒産します。
保険と呼ばれているもので、すでに破たんしているのが健康保険制度です。

不足している部分は、税金で賄っていて、これが今も不足しこれからもっと不足するので消費税を増税すべきという議論になります。

(財務省の関連サイトはこちら 音が出るので注意してね)

高齢化が進めば保険料は増えず、支払われる医療費は増え続けます。
そしてその差額は消費税などの税金で埋める必要があります。

これは保険としては健全とはいえません。

ではどうすれば良いのでしょうか。

日本は人口が減っていますので、収入の方の保険料は増やすのは難しい状況です。
でも、支出である医療費は抑制の余地があると思います。

最近は、そのために予防医療をという流れにあるようですが、他にも何か良い方法はないかと考えてみました。

1つめ
「保険」という呼び方を変えてみてはどうでしょうか?

「医療費被給付者証」とか「医療負担一部給付証」とか。
保険というと、自分が払った保険料分の権利があるように誤解する人がいて、もらわないと損な気持ちになるのではないでしょうか?
本来、本人にとっても、国にとっても、医療に無関係な方が幸せなのですから給付されないにこしたことはありません。

2つめ
薬袋に、たばこの注意書きのようになメッセージを入れてはどうでしょうか。

「処方薬の費用は主に消費税等の税金により支払われています。増税回避のため、医療費抑制にご協力ください。」
とか
「薬には副作用があります。必ず医者、薬剤師双方から警告を受けてください。」
とか。
「食事や運動により服薬が不要になったり、量を減らすことが出来ます。処方を受ける際にはどのような食事や運動が有効か医者に相談してください。」
とか。

まず薬による治療ありきという常識は変えたほうが良いように思います。
3つめ
震災後に電気の使用量を表示したみたいに、本日の医療費と税負担をテレビで放送したらどうでしょうか?

冗談に聞こえるかもしれませんが、かなり本気です。
それくらい日本の医療費財政はひっ迫しています。

健康保険制度の破綻が日本という国の倒産につながる前に本気の対策が必要だと考えています。
私たちの世代の日本人は、住宅ローンを払うために一生働くと揶揄されますが、次の世代は住宅購入さえままならず、老人の医療費のために一生働き続けることになってしまいかねません。

解決の決め手は、まず知ること、そして世代間で愛(思いやり)の気持ちを持つことだと思います。

 

たまちゃんより

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