「手作りバッグ」が幸せにしてくれるのは

「手作りバッグ」が幸せにしてくれるのは

家人が中学を卒業しました。

中高一貫校なので本人にも親にもあまり感慨がありません。

その上学校からは「卒業式に用意されている保護者席は10名分程度です」という、卒業式に親は来ないでねと言わんばかりの通達があったので出席もできず、余計に卒業に感興がわきません。

せめて卒業証書でも眺めようかと思ったら、もって帰ってきたのはなぜか友達の卒業証書で笑、おかげで学校生活が友達に恵まれて楽しかったことだけはよくわかりました。

高校入学に際しても準備するのは入学金くらいで、もはや親の出番はお金以外ほとんどありません。

 

思えば、家人たちが小さかった頃は、幼稚園や学校から「あれをしろ、これを作れ」という指示が多くて働く母は心底辟易としていました。

絵本入れ、ピアニカ入れ、ズック入れ、運動服入れ、ランチョンマットなどなど、裁縫嫌いの母は、いかに楽に見栄えがよいものを作るかに苦心していました。

私の母は器用な人だったので忙しい中でも手作りのものを色々作ってくれましたが、子どもの頃から良くも悪くも合理的だった私は見栄えのよい市販のものの方が好きでした。

なので「手作りするのがお子さんのためです」などという先生の言葉には正直「ケッ」と思っていました笑

 

でも、今になって思います。

手作りをして幸せをもらっていたのは、手作りしたことで支えられていたのは私の方だったのかもなと。

手作りのバッグをもつ子どもを見たり、手作りのランチョンマットをお弁当と一緒にカバンに入れたりする瞬間は、はっきり意識はしていなかったけど相当幸せだったと思います。

それは気づくか気づかないかくらいのちっちゃな幸せですが、毎日知らず知らずに私自身に幸せをくれていたのだと思います。

普段手抜き育児ばかりしているなあと感じている自分に対してちょっとした免罪符になったり、私がんばっているじゃんという支えになったりしていたと思います。

いまだに作ってあげたもののことは、一つ一つ良く覚えていて、思い出すとなんだか温かい気持ちになります。あったかいんだからあ~♪

 

だからこそ、「子どものために」とか「母として当然」という周囲からのプレッシャーはやめて欲しいなあと思います。

義務になったとたんに嫌になってしまいます。母親を辞めたくなったりしてしまいます。

小さい子どもがいるお母さん は、仕事をしているにしろいないにしろ本当に忙しい。

時間があればあれもやってあげたい、これもやってあげたいと思っているぶん、それができない自分を責めてしまったりもします。

だけど、手作りのものはそんなお母さん自身を支えてくれることももきっとあるから、無理なく手作りのものができるように周りが手助けをしてあげたら良いと思うのです。

だって周りの人は、小さい子をもつお母さんほどは忙しくはないんですから笑

例えば、保護者会や保育参観の日にお父さんとお母さんとこどもが一緒に作る時間を作るとか、近くの服飾学校の生徒に協力してもらってアップリケだけアイロンがけすればいいようなキットを作ってもらうとか、方法はいろいろあるんだと思います。

いっそ、高校の家庭科の時間に保育園グッズ一そろい作っておくというのも良いかもしれません。

 

今となっては、家人たちが手作りのもので喜んでくれる持ち物は弁当くらいです笑

そんな彼らを見るたびに、あの頃はかわいかったのに・・・と思います。

でも、本当はどんなに大きくなっても、今が一番かわいいです。

手作りのものを喜ばなくなっていくのは、子離れしたくない親に、そろそろ子離れする時期ですよと教えてくれているサインなのかもしれません。

 

弁当に愛を詰めまくるたまちゃんより

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