時間とエネルギー

時間とエネルギー

大学を卒業するときには卒論というものを書きます。

ところが、多くの数学科の学生はそれを書かせてもらえません。

数学に限らず、論文というのは新しい発見、新しい知見、独自の考察(独創性)があって初めて書くことができます。

どのような学問でも、その人が自分の頭で考え、実験し、データをとり、文献にあたり、考察したことには独創性があるはずですが、

数学の世界では、高々4年間学んだだけの学生がそのような独創的なものを得ることはできない、というのが常識です。

そして、そのような独創的なものを得ることができなかった私も卒論というものを書いていません。

その代り「卒業作文」というのを書かされました笑

テーマはなんでもよくて、大学で学んだことや考えたことを適当に作文すれば良いという、大変ゆるやかな課題でした。

もはや四半世紀も前の話で、すっかり何を書いていたのかさえ忘れていたのですが、ベストセラー「ソウの時間、ネズミの時間」で有名な生物学者の本川達夫さんの

『「長生き」が地球を滅ぼす 現代人の時間とエネルギー』

で引用されているミヒャエル・エンデの『モモ』の一説を読んで、あっと思い出したのです。

大学4年生だった私は、確か「体感時間と絶対時間について」というようなことを書いたのでした。

もちろん、相対性理論のようなすごいことではなくて、時間が早く感じたり遅く感じたりする体感時間って不思議だよね、というような牧歌的な作文だったと思います。

 

本川さんの本を読もうと思ったきっかけは、ある朝お弁当を作っている時に「この塩もみ野菜はちょうどお昼頃には食べごろだなあ」とぼんやり思って、ふと

「時間ってエネルギーそのものなんじゃないかな?」

と思いついたのがきっかけでした。

何もしないのに、塩もみ野菜が美味しくなるのは、時間というエネルギーによるものではないかと・・・笑)

 

さっそくネットで「時間とエネルギー」というキーワードで検索したらこの本が出てきて、読んでみたらそこには25年前の自分がいたという笑

私は実に四半世紀の間、同じようなテーマのことを考えていたんだなあ、塩もみ野菜をお弁当に入れながら、しばし感慨にふけりました。

 

前書きが長くなりましたが、この本のテーマの一つはまさに「西洋的直線的時間に対する、東洋的回る時間について」ということです。

25年前に発した私の問いが、回りまわってようやく答えとなって帰ってきたような不思議な感じです。
もちろん、何が答えなのかを言葉にするのが難しくて、あげく

「そうか、これが輪廻ということだ! そしてそれは盆踊りだ!」

と意味不明なことを叫び、家人に

「それは小学生なみの理論だね」

と言われる始末。

ということで、ボチボチ消化して言語化できるようになりたいなあ、と思っています。
キーワードは

「WAになっておどろう」かな笑

 

この本を読んでたまちゃんと時間について熱く語り合ってくれる人募集中です。

ちなみに25年前の私にはわからなかったエンデの一説は

「光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある」

 

昔自分がどんな作文を書いのかおぼえていますか?

そこには、自分が本当に本当に知りたかったことが書かれているかもしれません。

 

小学生なみの睡眠時間を持つたまちゃんより

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たまちゃんの今日の家事Love-letter
誰にもわかってもらえない家事をしよう♪
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