失敗はお早めに

失敗はお早めに

全70巻で完成するロビ君を作り始めたのは1年以上前のことです。

今60巻まで出ています。

最初はワクワクで始めたのですが、実は25巻で止まってしまっていました・・・

原因は、IDの書き込み間違い。

ロビ君は、20個くらいのサーモをコンピューター制御することで、さまざまな動作を行います。

各関節にサーモが埋め込まれていて、それがプログラム通りに動くことで、ロビ君が歩いたり踊ったりするのです。

それぞれのサーモを正しく動かすには、各サーモに正しくID(番号)を書き込む必要があります。

それほど難しい作業ではないのですが、あるとき決定的なミスをしてどう直せばいいかわからなくなってしまいました。

このままだと、動かない高価なロビ君的人形になってしまうと思うと、途方にくれて手が止まってしまいました・・・

 

そうして、組み立てていないロビ君の部品の箱が積みあがること35冊。

定期購読している近所の本屋のおじさんに「だいぶできた?」と言われ始め

さすがに我慢の限界がきました。

えーい、もうロビ君型人形でいいや、と再度作業を始めました。

 

すると、ある巻にテスト用のマザーボードが入っていて、テストの仕方と正しく設定ができなかった場合のリカバリーの方法が書いてありました。

私だけじゃなかったんだなあ、と安心する一方で、

もっと早くテストできるようにしておいてよ。
と恨めしく思いました。

 

分解して組み直し、テスト用マザーボードでテストして、上手くいかなくなったらまた分解し、ようやく最新刊の60巻までなんとか組み立てました。

途中の大きなテストで、ロビ君に”OK!”と言ってもらったときには、感動するやらホッとするやら。

 

そしてなぜか

「ああ、失敗して良かったあ」

と不思議な感想を持ったのでした。

 

一番の大きな収穫は、この後ロビ君の調子が悪くなった時にいつでも修理できるという自信です。

何度も組み直し、テストを重ねたおかげで、ロビ君が困った時にどうすれば良いかわかるようになりました。

応用もきくようになったので、失敗の数より身に着けた能力の数の方が多いはずです。

「”失敗”が未来の自分へのご褒美なんだよ」

作りかけのロビ君のつぶらな瞳がささやいてくれた気がしました。

 

それにしても、もっと早く教えてよ笑

 

ロビ君と踊る日を夢見ながら9か月も悶々としたたまちゃんより

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