認知症サポーターって何をするの?

認知症サポーターって何をするの?

せっかく、認知症サポーター養成講座を受けたので、備忘的に教えてもらったことを書いておこうと思います。

認知症というのは”症状”のことで、その原因となる病気はいくつかあります。

何らかの病気で脳の細胞が壊れてしまうことで、認知症的症状が発症するということです。

認知症の代表的な症状は

1.記憶できなくなり、思い出せなくなる(記憶障害)

私も記憶力は悪い方ですが、昨日食べたものを思い出せないのは物忘れで、昨日食べたこと自体を思い出せないのが認知症です。

2. 時間、場所などの基本的な状況を把握することが難しくなる(見当識障害)

日付がわからなくなったり、迷子になったり、相手が誰かがわからなかったりする症状です。

3. 計画的に行動できなくなる(実行機能障害)

段取りが必要な日常の行動が難しくなります。夕食の準備が上手くできなかったり、同じものを買ってしまったりします。

4.考えるスピードが遅くなったり、環境の変化が理解できなくなる

一度に処理できる情報の量が減るので、自動改札や銀行のATMがうまく使えなかったりします。
観念的なことと行動が結びつかなくて、「倹約が大事」と言いながら、セールスマンから高価な羽根布団を買ったりします。

5. 周囲が驚いてしまうような感情表現をする

「そんな馬鹿な」と言う言葉を「お前は馬鹿だ」と言われたと誤解したりするなど、周囲の情報を正しく解釈できなくなるために意外な反応をしたりします。
このような症状の結果、うつ状態になったり、妄想したり、徘徊したり、暴力をふるってしまったりします。

 

そのような症状が起きていることは、実は本人はなんとなく気が付いていて、将来を悲観し不安になっています。

しっかりしている人ほど、自分の状態を受け入れられない傾向にあり、激しい反応を起こしてしまうことも多くあります。

たとえば、お金をとられたと騒ぐのは、自分が財布を置き忘れたことを認めたくないために、誰かが盗ったはずだという妄想を引き起こしてしまうからです。

暴力的な行動にでるのは、状況が把握できないために何をされるかわからない恐怖心からでる行為なので、声掛けや自尊心を傷つけないような丁寧な説明が大切になります。

認知症の人は、自分が認知症だということを受け入れたくなくて、自分の心を守るための自衛反応として、周囲には理解できない行動をとりますが、それは彼らのやり場のない怒りや悲しみ不安から出てくるものなのです。

 

では、認知症サポーターは何をすればいいのでしょうか。

認知症サポーターは特別なことをやる人ではありません。

地域で、職場で、家庭で、認知症の人を

1.見守る

2.困っていそうだったら、勇気をもって一声かける
声をかけるときは必ず前から。相手に目線を合わせて、おだやかにはっきりした滑舌で。ゆっくり聴き、ゆっくり対応する。

3・「あれっ」と思ったら、警察や対応をしている機関などにつなげる

そのようなちょっとしたサポートをすることで、認知症の人や介護する人が安心して生活できるようにさりげなく支えるのが仕事です。
そういう意味では、認知症介護をしている家族の気持ちを理解することも大切です。

家族が認知症になると

[とまどい、否定] => [混乱、怒り、拒絶] = [わりきり ] = [受容]

というようなステップをとることが一般的です。「近所に迷惑をかけているのでは」という気持ちを持つことも多いので

「大変ですね。お互いさまですから、お気づかいなく」

というような一言をかけてもらえると、ずいぶん気持ちが楽になります。

具体的な援助をしなくても、理解者であることを示すことで救われた気持ちになることも多いのです。

 

ところで、認知症自体は早期発見、早期治療によってその進行を遅らせることもできるそうですので、家族の自尊心を傷つけないように早めに医療機関に相談することが大切だそうです。

認知症かなっと思っても、あわてて騒がず、まずは、いつ、どこで、何が起こったかを記録します。その際、「徘徊」「妄想」などの専門用語は使わず、普通の言葉を使うほうが、認知症に詳しい専門家に相談する際に有効な情報となるそうです。

 

幸いまだ認知症を発症していない方は、認知症の予防に身体を動かすことが有効だそうですので、まずはできるだけ歩くようにするのもいいですね。

そういえば、仏陀は一生を通じて歩く瞑想をしていたそうですよ。

 

認知症予防と瞑想のために朝の散歩をはじめた たまちゃんより

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