残さず食べてはいけません

残さず食べてはいけません

小学校の給食が本当に苦手でした。

ところが、昭和の小学生にとって給食が嫌いなことは致命的です。

食べ終わるまでお昼休みはお預け。

進まない箸(当時は先割れスプーン笑)

美味しくないおかず

さめきった味噌汁

大量の苦手な牛乳

先生が怖い顔でいいます

「残さず食べなさい」

人生で戻りたくない時期ナンバーワンです笑

 

我が家は大皿料理を自由にとるスタイルだったので、好きなものを好きなだけ食べて良かったし、家ではトーストしない食パンなんて決して出なかったし、なんといっても米どころ庄内ですからごはんの美味しさは天下一品。

食べ物には恵まれていたなあと、今さらながら思います。

 

閑話休題

 

大学生のころ、当時中国に留学していた兄と一緒に中国をしばらく旅行してまわりました。

旅先で同世代の女の子と知り合い、彼女のお宅に招待されることになりました。

言葉もわからない、文化もわからないお宅に1人で招待されて、どう振る舞えば良いか不安に思っていた私に兄が言いました。

「中国では出されたおかずを決して残さず食べてはいけない」

中国では、残さず食べたお皿は「足りないよ」というサインなのだそうです。

へたに全部食べたらどんどん新しいお皿が運ばれて大変なことになるのだとか。

それまで、残さず食べるのが良いことだと思っていたので、ちょっとしたカルチャーショックを感じました。

 

ところが、実はそれは本来カルチャーショックなできごとではないらしいというのを最近知りました。

お茶の世界でも同じ考え方があるそうです。

無粋な私は知らなかったのですが、懐石では飯椀には一口分のご飯を最後の最後にお湯と香の物で器を浄めるまで残しておくのだとか。

もてなしてくれる人に「急がなくても大丈夫です」という余裕を与えるためという意味もあるのだと言われています。

 

閑話休題2

 

友人から教えてもらったところによると、フランス人女性が太らないのは、お腹がいっぱいになると食べ残しがあろうがなかろうが食べ終わるからなのだとか。

一方、アメリカの女性が食べ終わるのは、お皿が空になるか、テレビが終わるかだというのを聞き、私の太る理由を指摘されたような気分になりました笑

 

こうなると、「残さず食べなさい」というのも「ちゃんと残しましょう」というのも、それぞれ一理あるなあ、と。

 

食材をむだにせず美味しく最後まで食べきるのも大切ですし、持てなしてくれる人の気持ちや料理を作る人のことを慮るのも大切だし、自分の体の声に耳を傾けて自分を大切にするのも大切なことだなあと。

 

そのときそのときで、自分も周りも幸せになるような振舞いが自然にできるようになるといいなあと思う今日この頃です。

 

今日もあなたが幸せでありますように。

夏バテとは無縁のたまちゃんより

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