敷居は低くハードルは高く

仕事帰り、初めて着物のリサイクルショップを覗いてみました。

素敵な着物がたくさんあって、ウキウキしていたのですが、

たまたま対応してくれた店員さんの

「そんなことも知らないの」

という態度にカチンときて帰って来てしまいました笑

その店員さんはものすごく着物愛が強いようでしたので、私のような物知らずが許せなかったのでしょう。

 

しかし、私にだって言い分はあります笑

あれはだめ、これはだめ、こうすべき、ああすべき

そんな決まりごとだらけの敷居ばっかり高い世界なんか、こっちから願い下げだ!と笑

なにせ、小さい頃から触れるものすべてに反抗してきた私です。

最近少し丸くなりはしたもの、決まりごとを押し付けられるのが未だに大の苦手。

我ながら我が身の成長のなさに呆れてしまいます。

 

ところが、ふと振り返ると茶道は決まりごとだらけの世界。

それなのに、なぜかそこにはいそいそと通っている自分がいます。

 

あれ、何が違うんだろう???

 

実は、結構いい歳なので、和の世界の常識を何一つ知らない身でお茶を習うのには、結構勇気がいりました。

「私のようなものでも、お茶ができますか?」

そんな不安を口にしたときに、先生は満面の笑みで力強く答えてくれました。

「もちろんです!!!」

 

入門してから、先生は本当は相当に厳しい人で、決して稽古人を甘やかさず、常に高いハードルを掲げる方なのだと知りました笑

 

でも、入門してから高いハードルを掲げるのは、決して悪いことではありません。

習う側からすれば、高いハードルは、そこまで行けるのだという希望になります。

そして、そこまで導くのだ、という先生の覚悟と愛も感じられます。

 

敷居は低く、ハードルは高く。

それは他者への優しさと自分への厳しさということなのかもしれません。

そういえば、一流の人の多くはそのような佇まいを持っている気がします。

 

受験勉強が大変そうな家人のために、お茶の世界では邪道だと思われる抹茶ラテを点てながら、大学も敷居は低くハードルは高くだったらいいのにね、と思うのでした。

 

たまちゃんより

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