日本人の当たり前

「好事魔多し」

自分でも、最近調子に乗っているなあと思っていた。

お茶をやったり、お花をやったり、

掃除をしたり、片づけをしたり、

家事をしたり、仕事をしたり、

そのうえ、ランニングまではじめちゃって、

若者言葉でいえば、

「あいつ、リア充アピールすごくね?」

という感じがプンプンにおう。

 

そうして、しっぺ返しがきた。

たいがいランニングに出るときは、iPod touchだけをもって出るのだが、今日に限って帰りに牛乳を買って帰ろうと小銭入れをポケットにつっこんだ。

ご想像のとおり、ランニングの途中で落としてしまった。

走行距離4キロをもう一度走る時間もなく、また気力も起きず、気落ちして帰宅した。

 

財布の中身は2千円くらいだから、大した被害ではないが、小銭入れの方はずいぶん長く使っているものなので、愛着がある。

ダメ元で、交番にいってみたら、なんと本部にそれらしい落とし物が届いていると(@_@)

そして中身も全部入ったままの小銭入れとの感動のご対面。

 

家に帰って

「海外だったら、落としていなくても財布がなくなっちゃうのにね」

「よしんば誰かが届けたとしても、警官が猫ババしちゃってもおかしくないよね」

と盛り上がった。

 

もちろん、今回のことはとてもラッキーなのだろうし、海外とひとくくりにはできないこともわかっているが、なんだか日本の底力を感じた気がして嬉しくなった。

 

財布を拾ったら、私も交番に届けるだろう。

魔がさしたとしても、歩けばあたる交番の前をとおるときに、嫌な気持ちになる気がする。

子供のころから自然に身についたそんな道徳心と、それをサポートする交番というシステムは本当に世界に誇る日本の財産だなあ、とつくづく感じた。

 

 

鼻歌まじりに帰宅し、ふと、テレビを見ると公私混同の政治家がつるし上げられていた。

もちろん、彼の行為自体は残念なことだが、そういうことがニュースとしてちゃんと取り上げられるということは、それだけ日本人のモラル意識が高いということだろう。

以前、ある国の友人が、僕の国だったら10億くらいの横領じゃないと報じられない、というのを聞いて笑えなかった。

 

ただ、モラル意識が高いために、間違いを起こした相手に対して寛容さに欠けることもあるのだけは少し残念だ。断罪のあとに、きちんの贖罪の機会がある社会がいいなあ。

いつもより寛容なのは、財布が返ってきた嬉しさのためかもしれないが。

 

財布を落としたり、失敗したり、人より間違いが多いたまちゃんより

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに追加