出張とPTAと家事と

たまに出張に出ます。

子どもが小さいときには、留守中の段取りを整えるのが一仕事。

あちこちに頭を下げ、お金を使い、それでも後ろ髪をひかれるような思いで出かけていました。

出先のホテルから、スカイプで家のPCとつないでいたのも、今となっては懐かしい思い出。

(今、そんなことしたら、せっかく親がいなくてのびのびしているのに、なぜわざわざ親の顔を見なくちゃいけないのだと家人たちから大ブーイングをうけそうです笑)

当時は自分のことを相当いい加減な母だと思っていましたが、子どもが大きくなり、さらにいい加減な母となって振り替えると、常に軸足が家庭にあったんだなあ、と案外良い加減の母だったんじゃないかと思います。

 

今朝のニュースで、PTA活動が働く母の負担になっているという話題をみて、

「わかるわかる」と一人つぶやいていました。

その当時、私のPTA乗り切り術は、できるだけチーフ的な仕事につくこと。

チーフになってしまえば、自分のペースでことを進むことができます。

チーフはなり手が少ないので、引き受けてくれたありがたさで他の人が協力的になってくれます。

チーフ権限で、会合の回数を減らし、ほとんどの連絡をメールで行い、手間と時間をはぶく仕組み作りばかりしていました。

 

一方で、そうではないやり方でPTA活動をする人たちもいました。

じっくり時間をかけて、みんなが納得できるまで顔を合わせて話し合うという方法が取られていました。

当時の私は「無駄」だな、と思うことが多かったのですが、あるときこういうやり方でした変えられないものがあるんだという強烈な体験をしました。

 

会社の仕事は、利益重視、顧客満足重視というわかりやすい目標があるので、それを重視した仕組みづくりに、だれも文句は言いません。

一方、PTA活動とか地域活動というのは、利害が多様で複雑なので、効率的とか合理的とかではうまくいかないことも多いのです。

なんどもなんども、一見無駄だと思われる話し合いを根気よく続けること、共感しあうこと、大きい流れというのは、そういう方法でしか起こらないのだということを学びました。

 

アフリカのことわざに

「早く行きたければ1人で行け」

「遠くまで行きたかったらみんなで行け」

という言葉があるそうです。

 

仕事も家事も子育ても、みんなで関わったら、もっと遠くの景色が見えるのかもしれません。

 

遠くに行きたい たまちゃんより

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