夏こそ・・・

あま酒 の 地獄もちかし 箱根山 by 与謝蕪村

「甘酒」というと、冬の飲み物のイメージですが、実は夏の季語なんですって。

飲む点滴とよばれる栄養素の高さ、吸収の速さ、冷たくしてもおいしいことを考えると、たしかに夏にぴったりの飲み物なのかも。

 

我が家の女子(たまちゃん含む)の間では、毎日「甘酒」がすっかり定着していますが、その話をすると

「甘酒ってちょっと苦手なんだよね」

といわれることがよくあります。

 

実は私も苦手だったので、その理由&おすすめの飲み方も含めて今日はプチ甘酒講座。

 

まず、甘酒には2種類あるということ。

一つは、米と麹から作る甘酒

もう一つが酒粕に砂糖を入れて作る甘酒

酒粕の方が手軽で安価に作れるので、いっとき流行ったらしく、これを飲んで甘酒嫌いになった人も少なくないらしいです。

もしかしたらそうかも、という方は、ぜひ米と麹からつくった甘酒を飲んでみてください。

最近は、スーパーなどでも売っているので、原材料:米、麹のタイプを試してみてください。

 

「甘酒」の最大の魅力は、麹由来の酵素がたっぷり入っていること。

ごはんなどのデンプンを分解してブドウ糖にするアミラーゼ

お肉などのタンパク質を分解してアミノ酸にするプロテアーゼ

油に含まれる脂質を分解してグリセロールなどにするリパーゼ

など実に100種類以上の酵素が入っているといわれます。

甘酒の甘さは、ごはんを消化分解した最終形であるブドウ糖の甘さです。

甘酒の容赦ない甘さを味わうと、ごはんのカロリーが高いのが納得できます。

肉を甘酒につけておくと柔らかくなるのは、肉の中のたんぱく質や脂質が甘酒に含まれる酵素で分解されるからです。

お酒を消化する酵素が含まれている麹であれば二日酔いにも効果が期待できます。

 

そして次に麹の違いがあります。

一口に麹といっても、用途によって酵素の割合が全然ちがいます。

酒用の麹は、糖度を高めるためにアミラーゼを多く含みます。

醤油用の麹は、大豆を分解するためにプロテアーゼを多く含み、アミラーゼは少な目です。

味噌用の麹は、甘酒用と酒用の中間くらいといわれていて、甘酒に向いているといわれます。

同じ甘酒でも、甘かったり甘さ控えめだったりするのは、麹の種類が違う場合もあります。

今まで飲んだ甘酒が苦手な人でも、自分の好みの粷屋さんが見つかると、甘酒が好きになるかもしれません。

 

 

それでも甘酒が苦手という人には、麹の独特の甘味や風味が苦手な場合が多いようです。

私も最初はちょっと苦手でしたが、ある方に豆乳で割って飲むと美味しいよと教えていただいてからすっかり甘酒ファンになりました。

美味しくなるうえに、女子としては(たまちゃん含む)イソフラボンも取れて一石二鳥です。

しょうがを少し足してもいいですね。

 

 

さらに、それに濃いめのコーヒーや紅茶、抹茶など入れてオレ風にする

トマトジュースや野菜ジュースなどの甘くないドリンクで割る

フレッシュフルーツと一緒にミキサーでシェイク風にする

などもおすすめ。

この季節は、そのまま冷凍庫に入れるとシャーベット風になります。

 

こんなスーパーフードの甘酒なのですが、最後に残念なお知らせがあります。

「甘酒」は、食品衛生法に基づく分類でいうと、「清涼飲料水」です。

「清涼飲料水」として販売するためには

pH4.0未満のものの殺菌は、65℃で10分間
pH4.0以上のものは85℃で30分間加熱する方法
又はこれと同等以上の効力を有する方法を行うこと

と決められているので、市販の甘酒は酵素が熱(火入れ)によって「非活性」の状態になっていて、酵素としての働きが期待できません。

 

もちろん、酵素自体もタンパク質ですので、非活性とはいえ栄養ドリンクとしては優秀です。

酵素としての働きを期待するなら、家で手作りをするしかありません。

 

 

 

ただ、ヨーグルトメーカーなどを使えば、簡単に作れますし、一度作ったら冷蔵庫で日持ちします。(我が家では10日~2週間くらいでも平気でのんでいますが、こちらは自己責任でどうぞ)

ヨーグルトメーカーに、豆乳とヤクルト入れると、簡単に豆乳ヨーグルトができるので、これもおすすめ

 

あま酒に コーヒー入れて カフェオーレ by たまちゃん

 

試してみそ(だから古いってば)

 

 

自称甘酒マイスターの たまちゃんより

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